カオスなロビーにて 2021年10月26日
仕事終わりに制作部兼パフォーマンス部で参加しているバンドのリハーサルに参加。といっても、ビッグバンド編成の大所帯のバンドなので人数が多いため今日は部屋の中には入れず、スタジオのロビーで待機してた。
部屋からの音漏れを聞きながらぼーっとしていると、階下からカラオケの歌声が聞こえてきた。スタジオの下のテナントにはガールズバーとキャバクラが入っていてそのどちらかで盛り上がっている様子。換気のためドアが開いているせいでいつもより響く。
女の子が歌っているのはJUDY AND MARYのそばかすだ。ちゃんとYUKIのキーで歌っていて結構上手い。男たちの欲望にまみれた合いの手も聞こえる。
そうかと思えば、うちのバンドのジャズドラムのビートに、ウッドベースの低音、金管のハイトーンのサウンドがそこに被さる。
しまいにはロビーに備え付けのアップライトピアノで練習終わりのバンドマンが「imagine」を弾きだした。そういえば奥の方の受付ではさっきからウルフルズのベストアルバムを流していて、「明日があるさ」も聞こえてる。
そんな高円寺のとあるスタジオのロビーで、さまざまな音にまみれて短歌の結社誌を開いた。悪くない夜だ。